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真空焼入れ(航空宇宙部品)

鋼に強度を与えつつ、銀白色の美しい仕上がりに

真空焼入れ

大気やガス雰囲気を使用せず、真空状態で製品を加熱~焼入れを行います。

焼入れ硬化により必要な機械的性質を満たしつつ、表面着色やスケール発生のない、銀白色の美しい表面に仕上がります。

また精密な制御プログラムにより、均一性の保たれた炉内で処理を行うので、品質バラつきも抑えられます。

※現在は航空産業部品のメイン処理炉として稼働しております。

当社の真空焼入れの特徴

真空状態からの焼入れ
大気やガス雰囲気など酸化成分を排気・減圧化(≒真空)状態での焼入れ方式ですので、粒界酸化による異常組織の発生がなく、表面の着色もない、良質な熱処理品を供給できます。
高温処理可能
他の焼入炉より高温まで処理可能ですので、ステンレス鋼や特殊鋼材の熱処理が可能です。
航空部品専用処理ライン
現在は航空宇宙産業部品専用の熱処理ラインとして、稼働を行っております。

適用される主な材質

材質
炭素鋼(S45Cなど) ステンレス鋼(SUS403など) 合金鋼(SCM435など)

※これら以外の材質は別途ご相談ください。

実際の加工品

  • 航空部品1
  • 航空部品2