製品加工前の鉄鋼素材の状態で熱処理を行います。
鋼材そのものの強度アップや、加工性・組織の均一性などが向上します。
焼入れだけでなく、焼きならし(焼準)、焼きなまし(焼鈍)処理も可能です。
製品加工前の鉄鋼素材の状態で熱処理を行います。
鋼材そのものの強度アップや、加工性・組織の均一性などが向上します。
焼入れだけでなく、焼きならし(焼準)、焼きなまし(焼鈍)処理も可能です。
焼入れでの硬化や強度アップを目的とせず、素材の内部組織の調整や応力除去などの目的で、「焼きならし」または「焼きなまし」も処理可能です。
加工などによって乱れている鋼の内部組織や、結晶粒を標準状態に直したり均一化させる処理です。内部応力も除去されます。
SCM415材などでは浸炭焼入れの前処理として、組織の均質化(=焼入れ性の向上)を目的に行なわれます。
※焼入れのように硬さの調整はできません。
加工や溶接による材料内部の応力を除去し、軟化させたり、展延性(伸び)を向上させる処理です。
処理方法としては、溶接品などの応力を除去する目的で500~650℃程度で加熱保持する「応力除去焼きなまし」、さらに高い温度(焼入れなどと同温度)で加熱させ、炉冷する「完全焼きなまし」など、他にも種類がありますので用途に応じてご相談ください。
材質 | |
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炭素鋼(S45Cなど) | 合金鋼(SCM435、440など) |
※これら以外の材質は別途ご相談ください。
製品の材質・形状・ご要望内容に応じて他の設備での処理も行います。別途ご相談ください。